イワタニ「マイ暖」お手軽暖房で冬も快適車中泊
去年エブリイを購入してから、車中泊キャンプを楽しんでます。
荷物は余裕で積めますし、室内空間も広々となかなか快適です(^^)
しかし先月12月の車中泊…初めての冬車中泊で、意外と車内が冷えるということを思い知りました。
今まで長年テント泊で真冬の寒さは経験していたので、鉄のテントである車中泊だと余裕かと思いきや…
意外と室内空間、そしてフロアからの底冷えが身に染みました(^^;;
「ちゃんと対策しないと、車内もけっこう寒いやん…」
という訳で、車中泊の寒さ対策として導入したギアがイワタニ「マイ暖」
早速1月の車中泊キャンプで使用しましたが、車内はポッカポカの快適空間となりました。
前起き長くなりましたが、今回はイワタニ「マイ暖」のご紹介です(^^)
目次
お手軽暖房「マイ暖」とは
マイ暖はカセットガスを使用したストーブです。
電源も不要、灯油などの液体燃料のような手間もかかりません。
そして屋内用のコンパクトなポータブルタイプです。
私はAmazonで¥10800で購入しました。
タイミングによっては¥9000程で販売されていることもあるようです。
カタログで気になる所をピックアップしてみました。
- 本体サイズ 312(幅)×222(奥行)×290(高さ)mm
- 重量 約2.6kg(カセットガス含まず)
- 連続燃焼時間 (弱運転時) 約3時間20分 (約3時間55分)
サイズ感としては画像で見るより大きく感じます。重量は2.6kg…持ち運びも楽な軽さですね。
気になるランタイムも簡易なカセットガスで約3〜4時間、3本あれば就寝時以外の時間を過ごすには十分です。
詳細はメーカーHPをご参照ください。
メーカーHPはこちら→http://www.i-cg.jp/product/stove/cb-stv-myd/
※メーカーではテントや自動車内での使用を禁止しています。
換気や火災・一酸化炭素中毒等の対策をして自己責任でご使用ください。
この手の一酸化炭素チェッカーの使用も併せておすすめします。
マイ暖のメリット
実際に車中泊で使ってみて感じたマイ暖のメリットです。
車内暖房選びに悩んでいた点でもあります(^^)
燃料はお手軽カセットガス
車内での暖房器具では…
× 灯油やガソリンなどの液体燃料➡︎こぼれたり炎上リスクあり。
× 高容量のポータブル電源➡︎電気ストーブやホットカーペットは消費電力が大きすぎてランタイムが短すぎ。
◎ カセットガス➡︎燃料の管理もしやすく、どこでも入手しやすい。カセットコンロと共用できる。
実用性とお手軽さのバランスが良いですね。
真冬でも車内で過ごせる暖かさ
暖房器具としての最大のポイントである暖房性能。
カタログスペックでは色々数値が表記されていますがイマイチピンときません(^^;;
実際エブリイの車内で実験しました。(1月の近畿南部)
マイ暖の設置位置は助手席テーブル、温度計は荷室の目線の高さです。
使用前4.6℃
10分後10.4℃
30分後18.1℃
私の印象としては、「ほんのり暖かい」という感じです。
寒さに凍えるということはありませんが、軽いアウターは欲しいですね。
天井付近に暖気が溜まるので、サーキュレーターで循環させる方が効率良く温まります。
そしてじっとしていると床からの冷えが気になるので、少なくとも断熱用にマットは必要ですね。
ポータブル電源で電気式毛布と併用すれば、空間と床の両方を温めることができ、かなり快適に過ごせます。コストを抑えて湯たんぽ+ブランケットもいいですね。
外気温0℃などの低温下ではマイ暖+αの寒さ対策が欲しいところでしょうか(^^;;
今回の実験は上記の環境なので、車種やマイ暖の設置位置など条件が変われば結果も異なると思います。ご参考までに。
燃焼時間も必要十分
連続燃焼時間 (弱運転時)約3時間20分 (約3時間55分)
カセットガス1本当たりの燃焼時間はこのようになっています。
3本あれば約9時間〜12時間、就寝時間は消すとして「夕方〜寝るまで」、「朝起きてから日が昇るまで」と冷える時間帯に使用するには十分なランタイムです。
安全装置が充実
安全面も気になるポイントですね…
カタログ上では下記の通り表記されています。
●不完全燃焼防止装置
室内酸素濃度が低くなったとき、不完全燃焼をする前に、自動的にガスを遮断してストーブを消火します。
●立消え安全装置
ご使用中に風などによって火が消えたときに、自動的にガスを遮断してストーブからガスが漏れ出ることを防ぎます。
●転倒時消火装置
ストーブが倒れたり、強い衝撃が加わったときに、自動的にガスを遮断してストーブを消火します。
●圧力感知安全装置
カセットガスが過熱され容器内の圧力が異常上昇したときに、自動的にカセットガスが外れ、ガスの流れが止まり、ストーブを消火します。
特に気になる一酸化炭素中毒にも対応した「不完全燃焼防止装置」なるものが付いています。
もちろん換気や一酸化炭素チェッカーも併用することをおすすめします。
通常使用での安全対策もしっかり考えられている所はさすがイワタニ製です。
様々なカセットガス商品を取り扱っているだけあって、安全装置が充実しています。
類似した商品は色々ありますが、イワタニ製のマイ暖が信頼性も高く安心して使用できます。
コンパクトで設置しやすい
このサイズ感は置く場所にもよると思いますが、私の場合エブリイで助手席シートテーブルに設置してます。エブリイの車内が広く、マイ暖本体がコンパクトなので圧迫感はありません。
車中泊ができるサイズの車だと設置には困らないですね。
設置の際は土台が安定している場所にしましょう。
またコンパクトなので自宅でも保管しやすいですね(^^)
マイ暖のデメリット
専用ケースが付属していない
マイ暖には購入時の外箱はありますが、専用のケースは付属していません。
もともと室内用なので当然なのかもしれません。
しかし、車両で運搬する際やはり振動や衝撃などあるため、ケースに入れて置きたいところ…
そこで私が見つけたのはこちらのケース↓
専用と言ってもいいぐらいのジャストサイズでした(^^)
正直少し値段が高いのがネックですが、見た目もカッコいいですし、セミハードケースでクッションの厚みもあるので運搬という意味では安心できます。
運搬だけと割り切って安いソフトクーラーなんかもありですね。
こちらは価格も安く、マイ暖にはちょうどいいサイズのようです。
低温に弱いカセットガスが心配
カセットガスは低温に弱いので、真冬の0℃前後の気温で使えるのか少し心配です。
1月に車中泊した時は、外気温3℃でしたがマイ暖は普通に燃焼してました。
■イワタニカセットガス: 外気温 約10℃以上での使用※
■イワタニカセットガスパワーゴールド:外気温 約5℃以上での使用※
※目安の温度であり、若干下回っても使用(燃焼)できる場合があります。
イワタニのHPではカセットガスについて上記のような記述があります。
真冬は低温に強い「パワーゴールド」を使う方が良さそうです。
また使用前にガス缶を冷やさないように保管しておくなどの対策も有効です。
雪中車中泊なんかもやってみたいので、0℃以下の環境では冷えの対策は必要になってきそうですね(^^;;
意外と冷える車中泊に、お手軽暖房としてオススメ
私は元々テント泊をしていたのですが、車中泊だと冷え込みもマシだろうと思ってました。
しかし実際冬の車中泊を経験して、車内もかなり冷え込むことがよーく分かりました。
今回紹介したイワタニ「マイ暖」、こちらは扱いも簡単でコンパクト、車内を暖める程度なら十分な性能。
冬の車中泊にもオススメの暖房器具です(^^)
こちらもお忘れなく↓
※メーカーではテントや自動車内での使用を禁止しています。
換気や火災・一酸化炭素中毒等の対策をして自己責任でご使用ください。
おまけ 動画紹介
マイ暖初使用時の車中泊キャンプです。
小川のカーサイドシェルターも初張りでした。よろしければご覧ください(^^)